1. そもそもホームページとは

ホームページとは、企業やブランドなどのWebサイトにアクセスした際に最初に表示されるトップページのことです。ホームページはサイト全体への入り口の役割を果たし、各ページへのナビゲーションや基本的な情報を提供します。

1-1. Webサイトとの違い

それに対してWebサイトとは、複数のWebページが集まったサイト全体のことです。Webサイトにはホームページをはじめ、商品の紹介ページ、ブログ、FAQ、問い合わせページなど、さまざまなページが含まれます。

現在では、ホームページとWebサイトを同じ意味で使っている人が多いです。そのため、ホームページ＝Webサイトと捉えても問題ないでしょう。

2. ホームページ作成で必要な3つのもの

ホームページを作成するにあたり、3つ必要なものがあります。

2-1. サーバー

ホームページを作成するためには、サーバーが必要になります。ホームページ作成に必要なWebサーバーは、情報を保管したり配信したりするデータの保管庫です。ユーザーからのリクエストに対して保管しているデータから適切な情報を返すのもサーバーの役割です。サーバーは、自社サーバーとレンタルサーバーの2種類があります。

2-1-1. 自社サーバー

自社サーバーとは、自社専用のサーバーです。サーバーの購入から運用管理まで、すべて自社で行います。自社専用のサーバーであるため、希望の設定や運用が可能です。ただし、滞りなくホームページ運用を行うために自社で担当者を立てる必要があります。

2-1-2. レンタルサーバー

レンタルサーバーとは自社でサーバーを設けず、定額を支払って借りるサーバーです。レンタルサーバーの運営はインターネットに関連する事業を行う会社が運営しているため、社内に担当者がいなくても問題なく運用していけるでしょう。レンタルサーバーには無料と有料のものがあるので、サービス内容に応じてレンタルするものを選んでみてください。

2-2. ドメイン

ドメインとは、インターネット上でホームページの位置を示す住所のようなものです。家と住所で例えてみましょう。ドメインが住所であるとすると、ホームページは家です。家にたどり着くのに住所が必要なように、ホームページにたどり着くためにはドメインが必要です。ドメインには独自ドメインと共有ドメインの2種類があります。

2-2-1. 独自ドメイン

独自ドメインとはユーザーが単独で利用し、所有できるドメインです。独自ドメインには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

【メリット】

• 信頼度が高い
• 契約している限り使い続けられる
• オリジナルのメールアドレスが作れる

【デメリット】

• 維持費がかかる
• ドメイン関連の設定が必要

独自ドメインの場合、完全オリジナルの文字列でホームページのURLを構成できます。コストはかかるものの、完全オリジナルのURLを作れるためアクセスしやすかったり、一目でどこのURLなのかがわかるため、信頼度が大きいです。

2-2-2. 共有ドメイン

共有ドメインとは、複数ユーザーで1つのドメインを共有するドメインです。共有ドメインには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

【メリット】

• 無料で使える
• アカウント登録だけで使える

【デメリット】

• 信頼度が低い
• ドメインを選べない
• サービス提供終了時、ドメインが使えなくなる

共有ドメインの場合、「（https://〇〇〇.▲▲▲.com）」の◯◯◯の部分はオリジナルの文字列を選べるものの、▲▲▲の部分はサービス提供者が決めた文字列が入ります。無料で使えるため、お試しでホームページを運用してみたいのであれば、十分です。

2-3. ホームページ作成ツール

ホームページを作成するためにはツールが必要です。もちろん、一から作成もできます。しかし、それには高度な専門性が求められます。その点ホームページ作成ツールを活用すると、専門知識がなくても簡単にホームページを作成できます。

3. ホームページを作成する3つの方法

ホームページを作成する方法は3つあります。それぞれの方法を解説します。

3-1. 【とにかく簡単】ホームページビルダーで作る

ホームページビルダーは、テンプレートやドラッグ＆ドロップ機能が豊富で専門的なコーディングスキルがなくても、簡単にホームページを作成できる優れたツールです。ホームページビルダーを活用すればテンプレートや直感的な操作が可能な編集機能を使い、初心者でも専門的な知識のある人が作ったかのような仕上がりのサイトを作成できます。

ホームページビルダーでホームページを作成する流れは以下です。

1. ホームページビルダーを選定する
2. ソフトをインストールする
3. テンプレートを選択する
4. 掲載したいコンテンツを配置する
5. 画像やメディアを挿入する
6. ページの追加とリンクを設定する
7. デザインをカスタマイズする
8. プレビューで公開前の最終確認をする
9. SEOやアクセス解析を設定する
10. ホームページを公開する

3-2. 【簡単で自由度も高い】CMSで作る

ホームページ作成ツール（CMS）を活用すると、ホームページを効率的に作成できます。

ツール（CMS）を使用してホームページ制作する方法は、効率的に制作できることが特徴です。CMSとはContents Management Systemの頭文字を取った言葉で、コンテンツ管理システムのことです。CMSはWebサイトのコンテンツを構成するテキスト、画像、デザイン、レイアウト情報などを一元的に保存や管理するためのシステムです。CMSにはいくつか種類があり、有名なものにはWordPressやSTUDIOなどがあります。

CMSでホームページを作成する流れは以下です。

1. レンタルサーバーを契約する
2. ドメインを取得する
3. サーバーにCMSをインストールする
4. テンプレートを選択する
5. 掲載したいコンテンツを配置する
6. 画像やメディアを挿入する
7. ページの追加とリンクを設定する
8. デザインをカスタマイズする
9. プレビューで公開前の最終確認をする
10. SEOやアクセス解析を設定する
11. ホームページを公開する

3-3. 【自由度や完成度が高い】プロに依頼する

プロに依頼するのが最も完成度の高い仕上がりが実現可能です。プロに依頼する場合、最も自由度の高いHTMLを使った方法でホームページを作成してもらえます。そのため、伝えた仕様通りの仕上がりのホームページを作成してもらえます。中にはどのようなホームページにするのがより良いかコンサルティングをしてくれる企業もあります。自身で考えていたよりも良い仕上がりのホームページを完成してもらえる可能性もあるのです。

プロに依頼してホームページを作成する流れは以下です。

1. どのようなホームページを作成したいか考える
2. 予算を設定する
3. 制作会社やフリーランスを選定する
4. 見積もりをもらう
5. 要件ヒアリングをしてもらう
6. 契約を締結する
7. デザイン・開発・テストを確認する
8. ホームページを公開してもらう

4. ホームページを自作する方法

自身でホームページを作成する際には、以下の5つの手順に沿って作業を進めます。

STEP1．ホームページ作成ツールを選ぶ

自身でホームページを作成する場合には、まずホームページ作成ツールを選ぶことから始めます。ホームページ作成ツールを選ぶ際には、自身の実力のレベルに合わせたものを選ぶようにしましょう。中には知識やスキルを求められるものもあります。全くの初心者なのであれば直感的な操作性があり、テンプレートが豊富なものがおすすめです。逆に知識やスキルがあるのであれば、ある程度自由にカスタムできる仕様のものを選ぶのがおすすめです。

STEP2．サーバーやドメインを取得する

ホームページを置くサーバーやドメインを取得し、公開のための基盤作りをしましょう。ホームページが家であるとすると、サーバーは土地、ドメインは住所です。どれが欠けてもホームページは公開できないため、必ず事前に取得するようにしましょう。

STEP3．全体のデザインを決める

ホームページの内容や企業・ブランドのイメージに合わせて、ホームページ全体のデザインを決めましょう。全体のデザインを一からデザインするのか、テンプレートをカスタムするのか、実力とホームページ作成ツールの仕様と合わせて決定しましょう。

STEP4．コンテンツを作る

全体の方向性やデザインが決まったら、コンテンツを作成しましょう。どのような内容をどのように見せたらわかりやすいか十分に熟考が必要です。今後ページを複数用意する予定なのであれば、内容がわかりづらくなってしまわないようホームページに情報を盛り込みすぎないように注意しましょう。

STEP5．ホームページとコンテンツを公開する

ホームページが完成したら、しっかりとテスト公開をして変な箇所がないか十分と確認のうえ公開しましょう。ホームページおよびコンテンツを公開したら、そこで終わりではなく、アクセス数などを分析しアップデートするべき箇所がないか随時確認が必要です。

5. 初心者おすすめ！ホームページ作成ツール5選

初心者にもおすすめのホームページ作成ツールを5つご紹介します。

5-1. WordPress

WordPressは、世界で最も人気のあるオープンソースのCMSです。プログラミングの知識がなくても、簡単にホームページを作成できます。WordPressプラグインというWordPressの機能を拡張するソフトウェアを利用すれば、コードをいじらずに高度なデザインのホームページを作成できます。また、将来的にコードをいじったデザインに変更したのであれば、それも可能です。

5-2. STUDIO

STUDIOは、ドラッグ＆ドロップ操作で簡単にホームページを作成できるホームページ作成ツールです。初心者でも直感的に操作できる一方、デザイン自由度の高さからプロのデザイナーやWeb開発者にも評価されています。

5-3. Google サイト

Google サイトは、Googleが提供する無料のホームページ作成ツールです。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ＆ドロップ操作で簡単にホームページを作成できます。Googleアカウントさえあれば誰でも使える便利なサービスなので、初めてホームページを作ってみたい方におすすめです。

5-4. Jimdo

Jimdoは、プログラミングの知識がなくても簡単にホームページを作成できるクラウドベースのホームページ作成ツールです。専門知識がなくても高度なデザインのホームページが作成できる操作性と直感的なデザイン機能が特徴です。Jimdo DolphinというAI機能を使えば、数分で基本的なホームページを自動生成できます。

5-5. Wix

Wixは他のホームページ作成ツールと比較して、デザインの自由度や豊富な機能が特徴です。業種別に整理された500以上のテンプレートがあります。さらにAIを活用したWix ADIを利用すれば、質問に答えるだけで自動的に適切なデザインで保ムーページを生成できます。

【まとめ】ツールを使えば初心者でも簡単にホームページを作れる！

ホームページの作成は、専門知識がないと作れないハードルが高いものと思われがちです。しかしホームページ作成ツールを活用すれば、プログラミングやコーディングの知識がなくても簡単に作成できます。ホームページの作成方法はどのような仕様にしたいのか、自分でどれほどできそうかに応じて決めると失敗がないでしょう。ホームページを作成したい方は、ぜひホームページ作成ツールの活用を検討してみてください。

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